カーコーティングとは
車の塗装は、通常4層からなっており一番上層にはクリアー塗装がありますが、そのままの状態では、傷や汚れが付着しやすい上に、紫外線によって塗装が劣化する恐れがあります。車の塗装面の上に被膜を作ることにより、光沢が増したり、キズから塗装面を守ることが可能になります。
FACEでカーコーティングを施工する際の流れや、ポイントを説明
まずは洗車して、現状の一番キレイな状態に
専用のツール、溶剤を使い手洗い洗車を行います。砂や鉄粉などもしっかり落とします。キレイな状態になっていないと、コーティングの下地を作るための鏡面磨きの際に不具合が起きます。
ボディの状態チェック
塗装の状態。キズの有無、深さ、取れるか取れないかをチェックします。洗車でキレイになってないとチェックがおろそかになってしまいます。
※新車でも意外とキズかあります。
マスキング
車の磨かない部分をマスキングテープなどで保護します。磨く際に使用するポリッシャーは高回転で回っているので、あたり方が悪いとキズが簡単に着いてしまいます。
下地
何種類ものポリッシャーなどの専用ツール、コンパウンドを使い、段階的に鏡面に仕上げていきます。この下地がきちんと作れていないと、コーティング剤の本来もつパフォーマンス、光沢や防汚性能が発揮されていない箇所があったり、ムラの原因となります。ですが過度の磨きもいけません。できるだけ元の塗装面を残せる様に磨いていきます。
脱脂
コーティングを施工する箇所の油分を取るためにおこないます。しっかり脱脂できていないと、コーティング剤のノリが悪くなる為、しっかり丁寧におこないます。
コーティング施工
コーティング剤を塗り込んでいきます。コーティング剤によって成分が違う為、特徴も異なります。コーティング剤のパフォーマンスを引き出すために、ブース内の温度をキレイに塗れる一番適切な温度にして、塗っていきます。
ボディチェック
状態を見て、ムラなどがないかチェックします。
乾燥
コーティング剤が定着するまで、乾燥させます。
施工証明書発行
コーティングを施工済みのお車をもしぶつけたり、キズをつけたりした時に、保険で修理することがあります。その際は、保険会社に施工証明書を提出すれば、コーティング費用を補償されることがあります。
メンテナンス
車の保管状況や使用頻度にはよりますが、車は紫外線を受けていたり、どうしてもちょっとしたキズがついてしまいます。コーティングは一度、施工すれば永久的に効果が継続されるわけではありません。コーティング剤によっても効果の継続年数は違います。せっかくのコーティングもノーメンテナンスだと、効果が半減してしまうこともあります。